
千代田区 探偵メモ
探偵からみた千代田区
大好評! 探偵の体験談。
千代田区ってどんなところ?
中央区・港区と共に東京都心、都心3区とも呼ばれる千代田区は、東京都の区部中央部に位置する特別区です。
内閣総理大臣官邸や国会議事堂、最高裁判所などの首都機能が集中しており、まさに日本の中枢。
日本最大のオフィス街である丸の内も千代田区にあり、大企業や金融機関も集まっていることから日本の経済の中心を担っているとも言われています。
1947年に旧麹町区と旧神田区の合併により誕生した千代田区ですが、その区名は江戸城の別名である「千代田城」に由来しています。
そして、区全体の約15%を皇居の緑地が占めるという自然豊かな区でもありますが、そんな千代田区には一体どんな楽しい場所があるのでしょうか。
千代田区の駅・大学一覧

駅一覧
秋葉原・九段下・神田・神保町・桜田門・霞が関・竹橋・大手町・飯田橋・市ヶ谷・麹町・日比谷・永田町・御茶ノ水・東京・水道橋・新御茶ノ水・小川町・淡路町・内幸町・国会議事堂前・末広町・溜池山王・二重橋前・半蔵門・有楽町
秋葉原・東京・御茶ノ水など、誰もが聞いたことのある駅名が多いです。
その中でも東京駅は、多くの観光客が訪れる場所の一つ。お土産購入はもちろん、グルメやお買い物も楽しめるスポットです。
ただし東京駅構内は本当に広く、方向音痴の方は確実に迷子になるのでご注意を。
大学一覧
城西大学・日本大学(法学部・経済学部・理工学部駿河台校舎・歯学部・通信教育部)・法政大学・大妻女子大学・共立女子大学・城西国際大学・上智大学・専修大学・デジタルハリウッド大学・東京家政学院大学・東京歯科大学・東京理科大学・二松学舎大学・日本歯科大学・ビジネスブレークスルー大学・明治大学
日本大学、明治大学などはよく聞きますが、ビジネスブレークスルー大学は初めて聞いたので、ちょっと調べてみました。
通学不要、100%オンライン授業のみで経営学の学士を取得できる日本唯一の大学だそうです。
説明会も出願手続きも全てオンラインで完結するので、働きながら通う方も多いみたいです。
イベントもオンラインで行われるので、興味のある方は公式サイトを覗いてみてください。
千代田区のおすすめイベント&スポット

駅や大学だけでも興味の惹かれる情報がたくさんありましたが、千代田区にはまだまだ人気のスポットがあります。
おすすめを紹介していきますね。
秋葉原電気街
日本三大電気街と呼ばれる名古屋の大須、大阪の日本橋、そして東京の秋葉原。
秋葉原は神田川が近くに流れており、かつては駅に運ばれてきた荷物を船便に接続する水運の要所でした。
新鮮な野菜や果物が集まったため秋葉原は青果市場として栄え、現在「秋葉原UDX」が建っている場所には、当時日本最大規模の「神田青果市場」がありました。
そして戦後になり、戦争からの帰還兵が工業部品を売りに露店を開いたことをきっかけに秋葉原は電気街として発展したのです。
現在では「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」「エディオンAKIBA」や「オノデン本館」「ビックカメラAKIBA」などなど、大型店舗もたくさん。
いつしかアニメやゲームの文化も根付き、電気街にはフィギュアや漫画が販売されているお店も多く、アニメ漫画好きの外国人が連日訪れ賑わいも増しています。
そしてアイドル文化の中心地にもなっている秋葉原では、メイドカフェが大人気。通りを歩いているだけでも可愛いメイドさんを目にすることができます。
他にもコンセプトカフェが次々に出店しているので、この電気街は本当に飽きないですね。
私のおすすめは、裏路地にあるよくわからない電気部品が売っているお店を見ることです。なんの部品かもわからず見るのもマニアックで好きです。
探偵の道具はすべてといっていい程、秋葉原で揃います。
デジタルカメラ、ビデオカメラ、遠隔カメラ、防犯カメラ、スパイカメラ、カメラ類の三脚、GPS、盗聴器、スマートフォン、タブレット、無線機等…。
お宝の山である秋葉原で探偵道具を是非見てみてください。
出光美術館
出光美術館は、出光興産の創業者である出光佐三が70余年の歳月をかけて蒐集した美術品を展示・公開するために昭和41年(1966)に開館。
帝劇ビルの9階にある出光美術館は、開館当初の和の雰囲気を残しており、都心でありながら落ち着いた空間が広がっています。
国宝2件、重要文化財57件を含むおよそ1万件のコレクションは年6回の展覧会で展示されるのですが、陶磁器などの東洋美術品が中心。
中国や日本で集められた陶磁器が自慢の美術館には、複製画や絵葉書が買えるミュージアムショップもあります。
所蔵品がモチーフにされているグッズが多数あるので、自宅に飾ればまさに美術館のようです。
公式サイトには学芸員の研究成果(年に一回発行)も載っています。
毎週月曜日が休館日で、開館時間は午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで)、毎週金曜日は午後7時まで(入館は午後6時30分まで)。仕事帰りにフラッと立ち寄るのもいいかもしれません。
入館料は一般1,200円、高・大生800円、中学生以下無料(保護者の同伴が必須)です。
皇居のお堀近くにある美術館は、日比谷線・千代田線の日比谷駅で下車、徒歩3分です。
東京大神宮
東京都心にありながら自然を感じさせてくれる東京大神宮。
明治13年に創建された時、日比谷の地に鎮座していたことから「日比谷大神宮」と称されていましたが、昭和3年に現在地に移ってからは「飯田橋大神宮」、戦後は社名を「東京大神宮」と改め現在に至っています。
今では「東京のお伊勢さま」とも呼ばれ親しまれていますね。
伊勢神宮の御祭神である天照皇大神と豊受大神、倭比賣命を奉斎しており、結びの働きを司る造化の三神(天之御中主神・高御産巣日神・神産巣日神)も祀られている事から、縁結びに御利益のある神社として現在では若者も多く参拝に訪れます。
実は、現在でも多く執り行われている神前結婚式は、東京大神宮が始まりだと言われています。
明治33年、当時の皇太子殿下(後の大正天皇)と九条節子さま(後の貞明皇后)の御結婚の礼が始まりでした。
それ以前の結婚式は家庭で行うのが通例であり、ご神前で神聖な儀式を行うことが画期的とされ人々の関心を多く集め、東京大神宮も神前結婚式の普及に尽力しました。
東京大神宮では独自の神前結婚式ができます。雅楽の調べや巫女の舞で優美な式が執り行われ、深く思い出に刻まれることは間違いありません。
良縁はもちろん、他にも家内安全や商売繁昌、交通安全、学業成就などもご祈念できます。
境内で購入できるお守りは、可愛いキャラが刺繍された子供守り、花の刺繡が鮮やかな花守りなど種類も豊富です。
東京大神宮までは、各線の「飯田橋駅」から、徒歩約5分です。
探偵の思い出 千代田区編

千代田区は世帯数や人口は23区中1番少ないものの、大手町や霞ヶ関、国会議事堂があり日本の中心というイメージがあります。
探偵業でも千代田区はよく利用しますが、やはり1番利用するのは東京駅ではないでしょうか。
今回は過去に東京駅を利用した探偵の思い出をお話しさせていただきます。
企業関係の案件で2週間くらい同じ対象者をついて行ってた時の話です。
対象者は月曜日から金曜日まで千代田区で勤務するサラリーマンでした。
調査目的としては対象者に反社との付き合いや癒着がないか確認する調査で、接触人物が現れればその人物がどこの誰かを調べるといった調査でした。
2週間ほど調査した頃。
もう何日もついて行っているので行動パターンや帰宅時間も把握して日々こなすだけの状況に。
ところがある日、昼頃に勤務先からいつもの様に営業周りに出たと思ったら東京駅へ。
東京駅は路線も多く乗り換えでよく利用したり、駅構内で食事や買い物もできるターミナル駅です。
慌てる事もなくついて行くと対象者はそのまま東海道新幹線の改札を通過。
普段よくあるケースでは、対象者が新幹線を利用する際はみどりの窓口や券売機で乗車券を購入します。
その際に覗き見して、同じ乗車券を買うのですがこの時は対象者が乗車券をすでに持っており新幹線改札を通過して行き先が分からないまま着いていくことになりました。
この日は3名で調査していましたので1名が新幹線改札入場券を3枚購入する役割。
その間2名は改札前で対象者の行き先を見る。
入場券を受け取り入場すると対象者は足早にのぞみに乗車したのでこちらも慌てて同乗しました!
この時、対象者がどこまでの乗車券を持っているか分からないので、とりあえず新大阪までの乗車券を車内で車掌さんから購入しました。
読みはハズレて、対象者は名古屋で降りました。
こればかりはしょうがない出費です。
対象者は新幹線改札を通過すると、今度はJR改札を通過して特急電車に乗車しました。
こちらはついて行くことがやっとでバッタバタです。
しかも特急なので乗車券を購入しなくてはなりません。
調査員同士で相談した結果とりあえず行き先が分からないので一駅先の岐阜駅まで購入することに…。
後輩調査員に切符購入係を任命して3人分の岐阜駅までの特急乗車券を車掌さんから購入してもらい、とりあえずは一安心…。
ところが対象者は岐阜で降りません!
こちらは次の停車駅である美濃太田までの特急券を再度車掌さんから購入しなくてはなりません。
同じ車掌さんがまわってくると「なんでまだ乗ってんだ?」的な目線でジロリ。
こちらはそんなことより行き先の特急券を購入しなくてはいけません。切符購入係は「美濃太田駅までの特急券をお願いします。」と伝えると、「えーっと…どこに行きたいんですか?」と半ギレでごもっともな返しが。
切符購入係は「分かりません」と答えるとさらにキレ気味に「行き先決まったら声かけてください!」と言われ特急券を購入できない雰囲気に。
こちらとしては次で降りられたらついていけない可能性があるので「じゃあ下呂駅までお願いします!」と頼むと「下呂駅で絶対降りるんですね!? いいんですね!?」と念を押され、切符購入係は覚悟を決めた顔で無言で頷き購入させていただきました。
睨みを効かせながら車掌さんは立ち去ると、私達は対象者に「下呂で降りるんだ。下呂で降りろー」と願いました。
特急に乗り換えてから1時間40分。厳しい戦いの末、対象者は下呂で降りました!
私達は「よっしゃー!!」と謎の大喜び。
対象者は下呂駅の改札を通過して駅から出ると、駅前に停車していたタクシーに乗車して発進しました。
こちらもすかさず後続のタクシーに乗車しました。
タクシーの運転手さんは75歳くらいのご高齢の運転手さんでした。
私は乗車とほぼ同時に「前の車追ってください!」と伝え、とりあえず発進してもらおうとしましたが、運転手さんは「行き先言ってもらわないと行けないよ〜」と言って発進してもらえません。運転手さんは続けて「お兄さんたちどっから来たの〜?観光〜?お仕事〜?温泉ならね〜…」とダラダラ話しだしたので、すかさず遮り、「行き先は前の車です!前の車追ってください!!お願いします!!」と伝えると渋々発進してくれました。
探偵と伝えても良かったのですが、状況的にとにかく早く発進してもらわないと見失ってしまう恐れがあったので、この時は探偵と伝えずとにかくついていってもらうことに。
すると運転手さんは、「どこいくんだろ〜な〜、こっちだったらあそこかな〜」と独り言を言ったかと思うと、
おもむろに無線を手に取り「〇〇ちゃーん、そのお客さんどこに行くってー?」と一言
こちらはびっくり仰天!!
運転手さんは前のタクシーに無線で行き先を聞き出したのです!
そう!ここは東京と違い下呂だったのを忘れていました!
下呂駅周辺のタクシーの数は多くなく、何十年もこの地域にいる運転手さんばかりでみんな顔見知りなのです!
運転手さんはこちらが探偵ということは知らされていませんので良かれと思ってやってくれたことだと思います。
対象者が乗車しているタクシー運転手さんから無線で返答がありました「なんで?」と。
その瞬間「その無線やめてください!」と無線のやり取りをやめてもらい、ついていきながら説明することに。
前のタクシーの客は悪いことをしていること、東京からついてきていること、探偵ということ。
全ての状況を20秒くらいで説明しました。
それを踏まえて運転手さんには「なんでもないごめんねー」と無線を返してもらいなんとか追い切ることができました。
さすがに対象者側の運転手さんはこちらには気づいている様でしたが上手くやり過ごし対象者にバレることはありませんでした。
訪問先が判明したところで安心しているとふと下呂に居ることに気づきました。
訪問先が割れたら調査解除の案件と前もって言われておりましたが、バタバタして考えが及んでいませんでした。
ふと我に戻り帰宅ルートを調べてみると、なんと東京まで5時間でした…。
この時点で私達の仕事は終わり。
下呂を楽しむことにしました!
タクシーの運転手さんにこの辺で1番いい泉質の温泉を聞いたところ、下呂駅近くにある天然温泉「つるつるの湯 下呂温泉 みのり荘」(岐阜県下呂市幸田1550)をおすすめいただきました。
その足で温泉に向かい入ることに。
つるつるでとても良い泉質でなんだかんだ有名な下呂温泉を堪能できました。
調査もうまくいって下呂温泉も堪能できて良い日だったなーと思いながら特急と新幹線を乗り継ぎ帰ることに。
帰り道は5時間あるので私達調査員3名は飲みながら帰ることに。
共にお酒を飲みながら今日の話や過去の調査話をしながら帰りました。
東京駅に着いた頃には3名共出来上がっていましたが、明日も同じ調査が朝からあったのでさっくり挨拶して別れました。
東京都千代田区から始まり気づけば岐阜県にいるなんて事は探偵の仕事をしていると時折ある事です。
探偵はいつどこに行くか分からないし何が起こるか分からないので柔軟に対応することが大切です。
それと、どこに行ってもその土地やハプニングを楽しむことも大切だと思っています。
私はこの仕事が天職だと思いながら今日もどこかで調査しています。
まとめ
東京都心である千代田区は、まさに経済の中心であり、現代の暮らしを支えています。
ですが、昔から根付いている文化を守り、それを継承している地でもあるのです。
オフィス街のイメージが強いかもしれませんが、ぜひ千代田区の歴史を肌で感じに行ってみてください。
きっと、今までとは違う印象になると思います。

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