築地場外市場

言わずと知れた有名な観光スポット、築地も中央区にあります。海を埋め立て築かれた土地だから「築地」なんですね。

築地の周辺には、高層ビル群と一緒に古き良き町並みが共存しているのですが、そうなった大きなきっかけは2000年（平成12年）に都営大江戸線の築地市場駅が開通したこと。

現在ではなんと400を超える専門店が軒を連ねており、食に関する総合市場となっています。

海鮮食べてお酒を飲んでお土産買って、最高ですよね。

ところでみなさん、築地には海鮮を中心とした店しかないと思っていませんか？

実は食料品に限らず、包丁や包材、食器類など食に関する品を多種多様に取り揃えており、飲食店も充実しているのです。

そのため、仕入れの業者のみならず、美味しい食材や食事を求めて国内からはもちろん、海外からの観光客にも大人気で連日賑わっていますよ。

平成30年10月になり中央卸売市場が豊洲へ移転すると、市場の機能は築地と豊洲に二分しましたが、今でも築地と豊洲は力を合わせて盛り上がりを維持しています。

豊洲で営業している水産や青果の仲卸業者が出店している「築地魚河岸」の施設内にある「魚河岸食堂」は、一般の方も利用しやすく人気です。 でもやっぱり昔から知っている築地場外市場の方が雰囲気あって好きですね。

また子ども向けの食育イベントや、食材の目利きや扱い方などのセミナーも開催されているので、興味のある方は公式ホームページをチェックしてみましょう。

築地市場は都営大江戸線「築地市場駅」A1出口より徒歩1分、東京メトロ日比谷線なら「築地駅」1番、2番出口より徒歩1分で着きます。

ここで一つ注意。築地市場は基本的に日曜日がお休み。他にも休業日がありますので、必ず事前に確認してから出かけるようにしてください。 それと思っているより早く店じまいしてしまうのでお昼ごろには行くようにしてみてください。

歌舞伎座

歌舞伎座は1889（明治22）年に木挽町の地に誕生しました。

歌舞伎の殿堂として明治から令和に渡り、初代歌舞伎座から現在の第五期歌舞伎座までその歴史を紡ぎ、繋げています。

そもそも歌舞伎とは何か、ご存じでしょうか？

主に江戸時代の世界観を表現する演目で、侍たちの世界や町民の世界、男女の恋愛、踊りが見どころの舞踊など、様々な物語が演じられています。

江戸時代の言葉が使われるので、なんだか難しそう…と思いますよね。実は私もその一人です。

そんな方のために、今では字幕ガイドや筋書(関西では番付)と呼ばれるパンフレット、イヤホンガイドなどが常備されており、若者にも楽しめるよう進化しています。

また、歌舞伎座の中にはなんとセブンイレブン、タリーズコーヒーなども併設されていますよ。食事処ももちろんあります。

他にもお土産が買える「歌舞伎茶屋 房の駅」、ここでしか買えないお弁当が売っている弁当処「やぐら」もあるので、見て回るだけでも楽しそう。時間があったら食べたいのですがここに来るときは決まって尾行中なんですよね。

尾行中にたまたま開催されていた植木展のガジュマルが素晴らしくて欲しかったのですが尾行中なので断念したのを思い出しました。 あのガジュマル以上ビビッとくるのはその後出会えてないですね。

歌舞伎座は、東京メトロ日比谷線、または都営浅草線「東銀座」駅から、歌舞伎座のビル地下2階にダイレクトで繋がっているので雨の日も安心。

バリアフリーにも対応しているので、どなたでも楽しめますよ。

浜離宮恩賜庭園

浜離宮恩賜庭園（はまりきゅうおんしていえん）は、潮入の池と二つの鴨場をもつ都立庭園であり、旧浜離宮庭園として特別史跡、特別名勝にも指定されている歴史深い大名庭園です。

浜離宮は勝手に港区だと思っていました。

この庭園が有料公開されるようになったのは、昭和21年(1945年)のこと。

潮入りの池の水は、なんと海水。東京湾の水位に従い、水門を開閉し池の水量を調整しています。

池の中は水生生物が住み、東京のど真ん中にありながら自然豊かな地となっているのも人気の一つ。冬になると渡り鳥の姿も見られますよ。

そしてもう一つの見どころはお花畑。

2月下旬〜3月中旬ごろにかけては、菜の花の黄色い絨毯が広がり、夏から秋にかけてはコスモスが綺麗に咲き誇ります。

また、時期によってライトアップイベントも実施されており、昼間とは違う雰囲気が楽しめるのでオススメです。

他にも鴨場、鴨塚、三百年の松など見どころはたくさんあります。

歴代の将軍たちが賓客とお茶を楽しんだと言われる「御茶屋」もあり、抹茶や和菓子を楽しむことができるのも嬉しいですね。

浜離宮恩賜庭園への入場には一般300円、65歳以上は150円がかかります。小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料ですが、小学生以下のお子様は保護者の付添が必要なので注意です。

都立公園なので、みどりの日（５月４日）と都民の日（１０月１日）は無料公開しています。

浜離宮恩賜庭園へは都営地下鉄大江戸線「汐留」下車10出口から徒歩5分が最短。

他にも経路はいくつかありますので、事前に確認してくださいね。駐車場は、観光バスや車いす・障碍者の方用なので、車で行く場合は最寄りの公共駐車場を利用しましょう。

中央区は東京23区内で2番目の小さい区になります。
必然的に街の数も少ないのですが中央区と言ったらやはり銀座ではないでしょうか。

弊社は台東区ですが銀座は近いので私服やスーツは銀座で買う事が多いです。
銀座はお高いイメージがありますが、高いものもあるだけで全てが高いわけではないんですよね。私の買うブランドが比較的安価だからそう思うだけかもしれませんが。

それと私の個人的に好きなアンテナショップ（物産館）が多くあるのも魅力のひとつです。
北海道・青森・岩手・山形・秋田・福島・茨城・群馬・石川・三重・近畿地方（京都・奈良）・和歌山・鳥取岡山・島根・広島・山口・香川愛媛・高知・熊本・大分・鹿児島・沖縄と20ヶ所以上もあります！
よく行くのは広島、熊本、鹿児島、沖縄ですかね。
以前行った時の思い出や美味しい食べ物を思い出すのもいいですよね。

それと銀座と言ったら並木通り！
ここは銀座クラブのメイン通りです。

この辺りに飲みにくる対象者は、会社経営者と会社役員の方が多いです。

会社経営者の方は接待で割烹や寿司を食べてからのクラブに行くコースが多いです。
この辺りに飲みにくる対象者は決まってお抱え運転手付きなのでとても調査がやりにくいです。

銀座並木通りであった思い出をお話しします。

依頼者様は不動産関係の経営者。対象者も不動産関係の経営者ですが、あまり良い評判がない様子で、

業務上取引をするものの相手の素性が分からず、もしもの時のために把握しておきたい

という内容でした。

素行調査を行い、不動産・動産の保有情報、業務状況、交友関係などが知りたいとのことでした。
調査は7日間、4人体制で四輪車両1台二輪車両2台用意して初日は会社の情報（登記簿謄本）しかなかったので、港区のオフィスビル（勤務先）から開始しました。

オフィスビルには20社程が入居しており勤務先の階にいることは不可能で勤務先ビルから出てくる対象者（情報写真1枚）をキャッチするところからでした。
歩きで出る場合はオフィスロビーから出て来れるようになっており、地下には駐車場が有り車が30台程駐車されていました。
正直、ハイヤー系の車の後部座席に乗られてしまったらスモークの関係で顔は確認できません。
車移動だったら厄介だなと思いつつ、地下駐車場を確認すると。
対象者の会社の規模と対象者の年齢、業務内容等を考慮して、乗っていそうな車が3台くらいあり予めピックアップしておきました。

10時から調査開始して17時まで本人の確認ができない状況が続きました。
初日に対象者をキャッチできなかった場合、初日で調査終了の危機もあるのでこちらは必死でした。

17時過ぎ。
予めピックアップしていた「レクサスML」が地下駐車場から出ました。
案の定、後部座席なんて全くもって見えません。
そして運転手がちょうど良く悪そうな感じだったので、私一人バイクでついて行くことに。

車両の情報もなく、更には対象者が乗っているとは限らない状況。
時間をかければかけるほど勤務先が手薄になる状況でした。

レクサスMLは銀座に至ると中央通りに停車。
後部座席から初老の男性が降りて、すぐ目の前の雑居ビルに入りエレベーターで上階に上がって行きました。
私はその瞬間を逃さず、初老男性の顔写真を鮮明に撮りました。

エレベーターは日本食割烹店で停止しました。

撮影した写真と情報の写真を照らし合わせると限りなく対象者に似ており、他の調査員の方と共有し確認してもらうと対象者で間違いないとの判断でした。

調査員は全員銀座に集合して対象者の退店を待つと、対象者は50歳くらい男性と退店しました。
すぐさま男性の正面の写真を鮮明に撮影してついていくと、対象者は男性を接待している様子で銀座並木通りのクラブへ入って行きました。
この銀座並木通りというのは

クラブのお客さんや送迎の車をすぐ停めれる様にクラブの黒服がカラーコーンを置いて路上駐車できなくしています。

いわゆる銀座ルールです。

カラーコーンをどかして車を停めるもんなら黒服4,5人来て怒鳴り散らしてきます。

私はカラーコーンをどかさずにカラーコーンの隣にバイクを停めました。
7,8人の黒服から睨まれるもカラーコーンは触っていないのでなんだかセーフの様でした。

その様子を見ていた調査員は爆笑しながら無線を入れました「さすがっすね笑笑 めっちゃ見てますよ笑笑」
私は「これも仕事ですから」と答え黒服との睨み合いが開始。

こちらもこの場所にバイクを置いておかないとタクシーや送迎の車が来たら対応できないので仕方がないのです。

対象者達は出てこず張り込むこと30分…。

送迎のアルファードが私のバイクの前ギリギリに嫌がらせかの様（嫌がらせ）に駐車。
すかさずもう一台来てバイクの後ギリギリに駐車。
出庫できなくさせられました。
これぞ銀座ルール。
黒服10人くらいから嫌がらせを受けるもこちらも負けてられません。
束になってそんな理不尽なルール突きつけられても道路はクラブの持ち物ではありません。

黒服に聞こえる様に「あーダメだなぁぶつかっちゃうなー傷ついちゃうなー」と大声で独り言を言うと、運転手が慌てて戻ってきてズラしてくれました。

運転手は車間を詰めて追い出そうとしていので、私はバイクを縦に駐車しました。
説明が難しいですが歩道に後輪を向けて道路に面して90°に駐車しました。

一緒にやっていた調査員は一部始終を見ており「斬新ですねー（笑）」と楽しそうにしていました。

こんな小競り合いをしていてもこちらと黒服の会話は一言もありません。
この緊張状態で張り込むこと3時間…。

やっと対象者達が出てきました。

対象者達は案の定クラブ前に停車していたクラブのハイヤーに乗り込み発進！
こちらは小競り合いの末、いい位置に待機できていましたのでスムーズに追尾できました。

その後、接触男性の自宅と対象者の自宅を割り出しこの日の調査は終了。
終わりは02:00でした。

2日目。
前日に割り出した対象者自宅から07:00開始。
2日目開始時にはすでにHP（ヒットポイント）は50%程でした。

調査を開始するとレクサスMLが自宅に迎えに来て勤務先に出勤しました。
昼間は特に変わった様子はなく比較的穏やかに過ぎました。

夕方。
レクサスMLが地下駐車から出ました。
勿論後部座席は見えませんが対象者が乗っていると想定して追尾開始。

銀座に至りました…。

調査員全員で「マジかよー！」って感じです。

対象者はまたも別の人を接待しているようで、割烹料理屋に2時間ほど滞在しました。

対象者達は割烹料理屋から退店すると、またも並木通りのクラブに入りました。
昨日とは別のお店です。

私達はなるべく黒服達に目をつけられないようにこっそり張り込んでいましたが、10分程でこちらを見ながら「昨日の変な奴らがまた来ている」と言っていそうなやり取りをインカムでしていました。

すると、どっからともなく

噂を聞きつけた黒服がこっそり見に来て、確認すると持ち場に戻るという謎の確認作業が入りました。

特に話しかけてくることもなく、昨日同様無言の攻防戦に突入。

途中、対象者が乗るかもしれないハイヤーがいたのでバイクで周辺をゆっくり走ると、並木通りとその周辺の黒服30人くらいに目で追われ、まるでパドック状態。

すかさず調査員から「オビツさん目立ちたがりですね（笑）」といじられる始末。

そんなこんなで、調査とは関係ないところで探偵の苦労があり、対象者が退店。

対象者と接待した人物は別々のハイヤーに乗車して、こちらも二手に分かれ追尾しました。
対象者は帰宅すると判断し、車両班が追尾して、接待した人物はバイクの私が追尾することに。

無事双方追い切ることができて2日目も上々の撮れ高で終わりました。
2日目の終わった時間も初日と同じ02:00でした。

3日目。
私は接待した人物がどこの誰なのか判明させる班に振り分けられ、06:00に帰宅した場所（自宅）から開始しました。
この日も1時間半くらいしか寝れなかったのでHP（ヒットポイント）は30%スタートでした。
この時点で後5日…。
これはヤバいと思いました。
年に数度、急にやってくる過労死案件だと。

3日目が始まり、開始06:00から片目づつ寝るという高度な探偵技術を駆使しながら体力を温存しました。

夕方。
調査員全員ビクビクしながら待っているとレクサスMLが勤務先から発進。

なんと！
対象者はまっすぐ帰宅したのです！

現場は大盛り上がり！
「え⁈終わりですか⁈終わりですか⁈」
と、はしゃぐ始末。

そして19時終了！！
私達は束の間の自由を得たのです。

それから4日目から7日目まで銀座には行かず、

1週間ミスなく完璧に追い切れ、知りたい情報も120%得ることができました。

奇しくも、7日間での合計調査時間は108時間でした。

「煩悩に囚われずに調査を全うしなさい」と探偵の神様が試練を与えて下さったのでしょうか。
もし探偵の神様が本当にいらっしゃったらお伝えしたいです。

「お前がやってみろ」と。

大変な思いをすると記憶に残るものですね。
この案件で色んな部分が成長した気がします。

本来の仕事とは別のところで苦労することが探偵業は多いですね。
探偵の銀座の思い出でした。