探偵現場 【東京 鶯谷】

こんにちは。
あおい総合調査上野代表のジャンボおびつです。

探偵といったら浮気調査、といったイメージを持たれている方も多いと思いますが、その通りです!
弊社では浮気調査5割、企業関係の案件が4割、他トラブル関係が1割ってところでしょうか。
半分が浮気調査の割合になります。

浮気調査で1番欲しい写真は浮気の証拠であるホテルの出入りか自宅の出入りなのですが、これをバレずにいかに綺麗に撮るかが探偵の腕の見せどころになります。
そしてホテルの入室と退室の時では撮影の仕方が変わります。
まずホテルの入室は後ろからついて行き手持ちのデジタルカメラで撮影します。
ビデオカメラが得意な探偵はビデオカメラを使います。
私は画質が綺麗なのでデジタルカメラを使用しています。

ここからが重要なのですが、退室の時は対象者達がホテルの部屋から出てくる1歩目を撮影したいので定点のビデオカメラで撮影します。
このビデオカメラをバレないように良いアングルで置くっていうのも私が大事にしている探偵の技術です。
入室と退室が完璧に撮れている報告書を突きつけられた対象者は何も言い訳できず平謝りするでしょう。我ながら恐ろしいです。

この退室の際には出てくるまでビデオカメラを置いて張り込みをしないといけないのですが、立地によって本当にやりずらいところがあります。
それが鶯谷と道玄坂です!
ここは都内で2強じゃないでしょうか。
ぶっちぎりにやりにくいです。
本当探偵泣かせの街ですね。

今回は弊社の隣町である鶯谷の話をさせていただきます。
まず鶯谷とはホテル街になっており、一般的にホテル街とは他のビルとか建物が乱立していますが、鶯谷はホテルしかありません。
文字通りホテルしか無い区画があり、鶯谷駅北口を出て南東方面に進んだところなんて対象者達からしたら天国、探偵からしたら地獄です。

最近の鶯谷では中国マッサージの立ちんぼのおばちゃんと共に立ち張りをしないといけなくなるのですが、おばちゃんからしたら刑事だと思われてめちゃめちゃ警戒されます。
そして中国マッサージネットワークにより仲間のおばちゃんに連絡がまわり色んな方向からおばちゃん達が見にきます。
そりゃそうですよね、おばちゃん達からしたらこんなところで突っ立ってて客なのか警察なのかはたまた…って感じですよね。
これを何時間も続けているとこの場に居れなくなってしまうので、ビデオカメラをおばちゃん達の目を盗みながら尚且つ数時間バレないところに置くという仕事が生まれます。もはや何と戦っているか分かりませんね。地獄です。

探偵の1枚1枚の写真にはこんな涙ぐましい努力があるのです。
綺麗に撮れてるから簡単に撮れたように思えますが関係ない敵と戦って勝ち抜いた渾身の1枚なのです。
どんなに悪条件でも探偵は証拠を押さえます。

こんな感じで鶯谷での撮影は困難を極め探偵から嫌われている街です。
あまり上手く説明できませんでしたが鶯谷は探偵からしたら大変な現場で過去も大変なことがあった思い出深い街です。
鶯谷には美味しいお店も多く、美味しいラーメン屋「長山」さんや予約必須の焼肉店「鶯谷園」さん、居酒屋の「加賀屋」さんは特におすすめです。

個人的には仕事では大変な街、プライベートではディープで好きな街ってイメージですかね。
皆様も機会があったら鶯谷を歩いてみてください。みんな不倫に見えますよ。