読めばわかること
- 探偵は、浮気や素行、金銭トラブルなどの事実を明らかにする調査が得意。事実を把握し、証拠を残すことが探偵の強み
- 弁護士は、示談や離婚、損害賠償など法的手続きを通して権利を守る。法的な解決や権利保護が弁護士の専門分野
- 警察は、暴力や脅迫、ストーカーなど犯罪性や危険の高い事案に対応。安全確保や刑事事件の対応が警察の役割
- 探偵が集めた事実や証拠をもとに、弁護士が法的手続きを進めます。調査は探偵、行動は弁護士で連携が生まれる
- 探偵は民事トラブルの事実把握、警察は刑事事件の対応が中心。民事は探偵、刑事は警察と役割を分けるのが基本
- 弁護士は権利を守るための手続きを行い、警察は犯罪捜査を担当。法的対応は弁護士、捜査は警察と区別する
- トラブル内容に応じて探偵・弁護士・警察を使い分けることが重要。状況に応じた窓口選びが安全で無理のない解決に
- 浮気や金銭トラブル、犯罪性の高い事案、順序や対応の違い。探偵→弁護士→必要に応じて警察、状況に応じた相談
はじめに:相談先を選ぶための第一歩
日常生活や仕事の中で、思いもよらないトラブルに巻き込まれることは少なくありません。浮気や不倫、金銭トラブル、ストーカー被害、契約違反など、内容は多岐にわたります。こうしたトラブルに直面したとき、「誰に相談すれば解決できるのか」 は非常に重要な判断ポイントです。間違った相談先を選ぶと、時間だけでなく心身の負担も大きくなってしまいます。
一般的に、トラブルの解決には 探偵・弁護士・警察 の三つの専門家が関わることがあります。それぞれの役割は明確に異なり、得意分野も異なります。探偵は事実の確認や証拠収集、弁護士は法律問題の対応や代理交渉、警察は犯罪や緊急事態の対応が主な業務です。
今回は、具体的な相談内容や事例を交えながら、「どの相談先にどんな相談をすべきか」 を整理します。これを読むことで、トラブルに直面した際に迷わず適切な窓口を選び、早期に解決に向かうためのヒントを得られるでしょう。
探偵が得意とする相談 ― 事実の確認と証拠収集
探偵に寄せられる相談の多くは、「まず事実を知りたい」 という切実な気持ちから始まります。相手の行動が本当なのか嘘なのか、誰と会っているのか、どこへ行っているのか…。こうした疑念は、“見えない情報” が原因でどんどん膨らむものです。探偵の役割は、そうした不透明な部分を合法的に調査し、状況を整理するための材料を提供することにあります。
探偵が扱う代表的な相談内容
探偵が得意とする調査は、主に次のような 事実確認を目的としたもの です。
- 浮気調査(不倫調査)
尾行・張り込み・映像記録により、対象者の実際の行動を確認。 - 素行調査・行動確認
日常生活の行動パターンや交友関係を調べる。 - 所在調査・家出人の捜索
緊急性は低いが、本人の所在を知りたいケース。
これらは、警察や弁護士ではカバーしきれない「事実の把握」が中心です。とくに浮気調査では、写真・動画・調査報告書といった“客観的な証拠”を提示できる点が大きな強みです。
探偵に依頼するメリット
探偵に相談する大きなメリットは、何よりも 「見えない不安を“見える情報”へ変えてくれる」 こと。
- 感情的な不安が整理できる
- 自分で判断するための具体的な材料が手に入る
- その後の弁護士相談につなげる基礎資料になる
たとえば浮気や金銭関係のトラブルでは、事実を知るだけで進むべき方向が大きく変わることも珍しくありません。
注意すべきポイント ― 法律の範囲を越える調査はできない
探偵は専門的な調査ができますが、すべての調査が許されているわけではありません。
- 無断でのGPS取り付け
- 自宅への侵入
- 盗聴器の設置
- 極端な尾行(ストーカー規制法に抵触する場合)
こうした行為はすべて違法です。依頼者が望んでも実施できないため、相談前に「何が合法か」を理解しておく必要があります。
探偵は“最初の一歩”として有効
探偵は、警察や弁護士とは違い、民事的なグレーゾーンの事実確認に強い専門家です。
- 「浮気かどうか確かめたい」
- 「嘘をついている気がするので行動が知りたい」
- 「相手の居場所だけ知りたい」
こうした段階では、探偵がもっとも頼りになります。
得られた証拠が揃えば、次に弁護士へつなぎ、慰謝料請求や交渉へ進むこともスムーズになります。
弁護士が得意とする相談 ― 法律問題と権利保護
弁護士は、個人や企業が抱えるさまざまな 法律問題のプロ です。「トラブルがすでに深刻化している」「相手との交渉が難しい」「法的な手続きが必要」——そんなとき、もっとも力を発揮する専門家でもあります。
探偵が“事実を知る専門家”だとすれば、弁護士は “その事実を武器にして解決へ導く専門家” と言えます。
弁護士が扱う代表的な相談内容
弁護士の相談内容は幅広いですが、特に次のような 法的リスクや手続きが絡むケース に力を発揮します。
- 離婚問題(慰謝料請求・親権・養育費など)
浮気の証拠を基に、最適な解決策を法的に提示。 - 金銭トラブル(貸し借り・未払い・詐欺被害など)
内容証明の作成から交渉、訴訟まで対応可能。 - ストーカー・DV・ハラスメント問題
接近禁止命令など、法的な保護手続きが可能。 - 労働問題(残業代・解雇・パワハラなど)
法律に基づく交渉や訴訟で権利を守る。 - 刑事事件の弁護・相談
捜査段階から裁判まで、被疑者・被告人の権利を保護。
弁護士は「法律」が関わる限り、多くの分野で対応できるのが特徴です。
弁護士に相談するメリット
弁護士に依頼することで得られるのは、単なるアドバイスではありません。
“法的に正しい手段を使いながら、自分の権利を最大限守ってもらえる” という点が最大のメリットです。
- 相手との交渉を任せられる(直接の話し合いを避けられる)
- 法的にどこまでやれるかが明確になる
- 裁判になってもすべて手続きしてくれる
- 法律に基づいた正しい判断ができる
- 感情ではなく、権利に基づいた公平な解決が可能
特に離婚や金銭トラブルなど、感情が絡む問題では“プロとしての冷静な視点” が大きな安心につながります。
弁護士に相談すべきタイミング
次のような状況では、探偵よりも先に、あるいは探偵と並行して 弁護士に相談するべきケース が多いです。
- 相手との交渉がうまくいかない/怖い/関わりたくない
- すでにトラブルが法的な段階に入っている
- 慰謝料請求や損害賠償など、法的手続きを考えている
- 警察に行くべきか迷うレベルのトラブル
- 相手が弁護士を立ててきた
弁護士はトラブルの深刻度や緊急性を判断し、「何をどこまでやれるのか」 を明確にしてくれます。
注意点 ― 法律の専門家であっても“万能ではない”
弁護士は頼れる存在ですが、当然ながら できないことも存在 します。
- 尾行や張り込みなどの調査行為
- 事実が不明な段階での強引な手続き
- 民事事件での強制捜査
- 「絶対勝てます」といった約束(法律的に不可)
弁護士は“調査”ではなく、“法的対応”が専門です。
そのため、「証拠が足りないから調べたい」場合は探偵との連携が必要 になります。
弁護士は“守り”と“攻め”の両方ができる専門家
弁護士は状況に応じて、あなたの立場を 守る ことも、相手に対して 法的に主張する(攻める) こともできます。
- 権利侵害からあなたを守る
- 相手からの不当な要求を止める
- 必要に応じて法的措置で問題を解決へ導く
つまり弁護士は、“トラブルが動き始めている段階”でもっとも頼りになる存在なのです。
警察が関与する相談 ― 犯罪・緊急性の高い事案
警察が対応するのは、「犯罪に該当する行為」 または 「生命・身体・財産に危険が及ぶ可能性のある緊急事案」 です。
探偵や弁護士と大きく異なるのは、警察には 公的な権限(逮捕・捜査・保護)」があるという点。民事的な揉め事では動けませんが、犯罪が絡むと状況は一変します。
警察が扱う代表的な相談・届出
警察が関与するケースは、基本的に 「法律に違反している行為」 が前提になります。
- ストーカー行為・つきまとい
警告・禁止命令の発令、必要に応じて逮捕も可能。 - 暴力・DV・脅迫・傷害
早期に相談することで警察による保護が受けられる。 - 詐欺・窃盗・横領などの犯罪
被害届の受理、捜査、犯人の特定と処罰を進める。 - 行方不明者・家出人の捜索(緊急性が高い場合)
未成年・自殺の恐れ・事件性があるケースは積極的に対応。 - 迷惑行為・不法侵入・器物損壊
現行犯性や悪質性があれば警察が動くことも。
警察が「積極的に動くかどうか」は、緊急性(危険度)と違法性の明確さ がポイントです。
警察に相談するメリット
警察に相談することで得られるメリットは、何よりも 「公的な安全確保」 です。
- 生命や身体の危険から守ってもらえる
- 相手に対して警察から警告を出せる
- 犯罪事実があれば捜査してくれる
- 法的な保護措置(接近禁止など)につながりやすい
- トラブルの“公的記録”が残り、後の手続きに有利
警察への相談は、被害者が自分で状況を抱え込む必要がなくなる大きな心の支えにもなります。
ただし注意点 ― 民事トラブルには基本的に介入できない
警察はあくまで 「犯罪」が対象 です。
そのため、次のようなケースでは積極的には動けません。
- 夫婦間・カップル間の 浮気・不倫トラブル
- 金銭の貸し借りなどの 民事的な揉め事
- 単なる夫婦喧嘩や口論(犯罪性がなければ不可)
- 行動の監視や素行確認などの 「調査目的」 の相談
「危険は感じるけれど違法性が不明」「証拠がなくて被害届が受理されない」
こうしたケースでは、探偵が事実を集め、それを基に弁護士と連携するほうが早い場合もあります。
警察に相談すべきタイミング
次のような場面では、迷わず警察が最優先です。
- 身の危険を感じる(つきまとい・暴力・脅迫)
- 犯罪が疑われる行為がある(盗撮・窃盗など)
- 相手が興奮していてトラブルが悪化している
- 未成年者が失踪した
- 自殺の恐れや事件性がある行方不明
どんな小さなことでも、危険を感じたらすぐ警察へ。
相談実績が記録として残るだけでも、後の証拠として大きな意味を持ちます。
警察は“安全確保”と“犯罪対応”の専門家
探偵が“調査”、弁護士が“法的手続き”の専門家だとすれば、
警察は “生命・身体の安全”を守る最後の砦 です。
- 危険の排除
- 犯罪者の特定・逮捕
- 公的な保護
- 緊急時の即時対応
つまり、「命や安全が脅かされている」 と感じたら、警察が最も頼れる存在になります。
「探偵と弁護士の境界線」 ― 調査と法的行動の連携
浮気調査や金銭トラブル、ハラスメントなどの問題が絡むと、「探偵にできること」と「弁護士が担当するべきこと」の境界がぼんやりして見える瞬間があります。けれど実際には、この2つの専門職にはそれぞれ明確な役割があり、うまく連携できた時にこそ“より確実で安心できる解決”へとつながっていきます。
探偵が主に担うのは、事実の収集と確認。
現場での尾行・張り込み、対象者の行動の把握、写真や映像による証拠化…こうした「事実を明らかにするための仕事」が探偵の領域です。特に浮気調査では、裁判で有効になる証拠のポイントを踏まえながら、状況を正しく記録することが重要になります。
一方で、調査によって得られた証拠をどのように使い、どんな法的手続きを行うのか――これは弁護士の仕事。離婚、慰謝料請求、親権、ストーカー被害の保護命令など、法的判断を伴う部分には必ず弁護士の助言が欠かせません。
つまり、探偵は「事実を見つけるプロ」、弁護士は「事実を使って解決へ導くプロ」。
この両者が自然にバトンをつなげると、たとえばこんな流れが実現します。
- 探偵が集めた証拠 → 弁護士が内容を精査し、最適な請求方法を判断
- 法的リスクのある調査は弁護士が事前に注意点をアドバイス
- 弁護士の戦略に沿って、探偵が必要な追加調査を実施
特に近年は、LINEやSNS、位置情報などデジタル証拠が増えており、「この行為は調査としてOK?」「この画面キャプチャは証拠になる?」と迷う場面も少なくありません。そんな時こそ、探偵と弁護士が連携しておくことで、違法にならない範囲で、かつ最大限に“使える証拠”を整えることができます。
依頼者としてもっとも安心できるのは、
「調査の段階」から「法的対応の段階」まで一本の線でつながっている状態。
探偵が拾い上げた「気になる点」を、弁護士が“次の一手”へとつなげ、さらに必要に応じて再び探偵が調査を重ねる。このサイクルがしっかり回ることで、判断材料がそろい、依頼者自身もブレずに前へ進めるようになります。
迷いが大きい状況だからこそ、探偵と弁護士の二本柱は頼れる存在。
それぞれの力を正しく使い分けながら、自分にとっていちばん納得できる選択肢を見つけていくことが大切です。
「探偵と警察の境界線」 ― 民事と刑事の違い
トラブルの渦中にいると、「これは探偵に頼むべき?それとも警察に相談すべき?」という判断がとても難しく感じられます。けれど、探偵と警察にはそれぞれまったく異なる役割があり、その違いを知っておくことで、より安全で無理のないかたちで問題を解決しやすくなります。
まず大きな違いは、扱う領域が“民事”か“刑事”かという点。
探偵が扱うのは基本的に民事トラブル――つまり、法律上は「当事者同士で解決すべき」とされる問題です。浮気調査、素行調査、金銭トラブル、近隣トラブルの実態確認など、事実を明らかにし、依頼者が次の判断をしやすくするためのサポートが探偵の役目です。
一方、警察が関与するのは犯罪の可能性があるものや、緊急性や危険性が高い事案です。暴力、脅迫、つきまとい、盗聴器の設置など、明確に刑法に抵触する可能性がある場合は、迷わず警察が窓口になります。
ただし、世の中のトラブルの多くは、この民事と刑事の境界に“グレーゾーン”が存在します。
たとえば――
- パートナーの行動が怪しい → これは民事(探偵が対応)
- しかし、ストーカー化して危険性がある → 刑事(警察の介入が必要)
- 金銭トラブルの実態を確かめたい → 民事(探偵)
- でも詐欺の疑いが強い → 刑事(警察)
こうして見ると、「最初は探偵が調査」「犯罪性が見えたら警察」という流れになることが多いのがわかります。
探偵は、警察では手が回らない“民事の実態把握”を得意とし、警察は、危険や犯罪に関わる部分を守るプロ。
それぞれの役割を踏まえたうえで適切に使い分けることで、無駄なリスクを避けながら問題解決に向けて動きやすくなります。
また、探偵が調査した内容が、のちに警察の捜査につながるケースもあります。
「被害を証明する材料がないから動けない」という警察判断も、探偵の調査結果によって変わることがあるため、“警察に相談しやすい状況を整える”のも探偵の役割のひとつと言えるのです。
迷った時の目安としては、
「命の危険・身体の危険・犯罪の疑い」がある場合は警察、
「状況を知りたい・実態を把握したい」場合は探偵。
この線引きを知っておくだけで、トラブルに巻き込まれそうなときにも冷静さを保ちやすくなります。
弁護士と警察の境界線 ― 法的手続きと捜査の違い
トラブルに直面したとき、「これは弁護士に相談すべき?それとも警察に届け出るべき?」と迷うことは少なくありません。弁護士と警察には、それぞれまったく異なる役割があり、その違いを理解しておくことは、無理なく問題解決を進めるうえで非常に重要です。
まず大きな違いは、対応の対象と方法です。弁護士は依頼者の権利を守るために、民事・刑事問わず法的手段を駆使する専門家です。契約トラブルや損害賠償請求、示談交渉や裁判手続きなど、法律の力を用いて依頼者の利益を守ることが主な役割です。一方、警察は犯罪や緊急性の高い事案に対応し、立件・捜査・逮捕といった強制力を伴う行動が中心で、民事的な問題には原則として介入しません。
両者の境界は、トラブルの性質によって判断されます。
たとえば――
- 不正請求や契約違反の内容を明らかにしたい → 弁護士が対応
- 詐欺や暴力、脅迫など刑事事件に該当する可能性がある → 警察に相談
- 民事トラブルに法律的な解決手段を持ち込みたい → 弁護士
- 緊急性や身体の危険が伴う事案 → 警察
このように、弁護士は法的手続きによって問題を解決するプロ、警察は犯罪や危険から守るプロと捉えると分かりやすくなります。場合によっては、弁護士が警察への対応をサポートすることもあります。たとえば、警察に提出する被害届や証拠資料の整理、事件の状況説明など、警察が捜査しやすい環境を整える役割を果たすことがあります。
迷ったときの目安は、「命や身体の危険、犯罪の疑いがある場合は警察」、「法的に権利を守りたい場合や交渉・手続きを進めたい場合は弁護士」です。両者の違いを理解して使い分けることで、トラブル解決の道筋をスムーズにし、無駄な時間やリスクを避けることができます。
相談の流れと注意点 ― 適切な窓口選びのコツ
トラブルに直面したとき、まず大切なのは冷静に状況を整理することです。焦って誰に相談すべきか決めてしまうと、思わぬリスクを招いたり、解決までに時間がかかったりすることがあります。相談の前に、自分が知りたいこと・解決したいことを明確にすることが、適切な窓口選びの第一歩です。
相談の流れとしては、まず状況を把握し、証拠や記録を残すことが重要です。たとえば、浮気や素行調査の場合は探偵に依頼して事実を確認し、行動の記録や写真・報告書を入手します。金銭トラブルや契約問題では、支払い履歴や契約書のコピーを整理しておくと、弁護士に相談した際にスムーズです。また、犯罪性の疑いがある場合は、警察に相談する前に必要な情報や証拠をまとめておくことで、被害届の受理や捜査が円滑に進みます。
相談時の注意点としては、次のポイントを意識すると良いでしょう。
- 相談内容は事実に基づく:感情的にならず、日時や場所、行動など具体的な情報を整理する。
- 証拠は保存し、改ざんしない:後の交渉や法的手続きで重要な材料となる。
- 複数の専門家に相談する場合は順序を考える:まず事実確認が必要な場合は探偵、法律問題の整理が必要な場合は弁護士、緊急性や犯罪性がある場合は警察、と適切に判断する。
- 個人情報やプライバシーの管理に注意する:相談内容や証拠を不用意に第三者に渡さない。
こうした流れや注意点を意識することで、自分に合った相談先を選び、効率よく問題解決につなげることができます。適切な窓口選びは、トラブルを悪化させずに前向きに動くための大切なステップです。
ケーススタディ ― 実際の相談例で比較
浮気・不倫の疑い
30代のAさんは、パートナーの帰宅時間や外出先に不自然さを感じ、不安になっていました。「本当に仕事なのか、それとも誰かと会っているのか」と疑念が募る中、まずは探偵による事実確認を依頼しました。探偵は対象者の行動を調査し、写真や映像で記録を残しました。その結果、特定の週末にホテルを訪れていたことが判明し、Aさんは冷静に状況を把握できました。
次に、離婚や示談など法的手続きの検討が必要になったため、弁護士に相談しました。弁護士は探偵の調査報告書をもとに示談交渉や調停の準備を進め、Aさんの権利を守る方法を提案しました。さらに、もし相手がストーカー化して脅迫やつきまといの危険性が出てきた場合は、警察への相談も必要です。探偵の調査結果は警察に提出する証拠としても活用でき、安全確保と問題解決の両方に役立ちます。このように、探偵→弁護士→必要に応じて警察の順で対応する流れが理想的です。
金銭トラブル
40代のBさんは、取引先との間で数十万円の支払いが遅れ、連絡も曖昧でした。まずは探偵による事実確認を行い、取引先の会社の状況や経理担当者の行動を把握しました。調査により、支払いを避けていた実態が明らかになり、Bさんは次の行動を冷静に判断できました。
その後、弁護士が内容証明郵便の送付や交渉、必要に応じた訴訟手続きを進め、支払いを回収しました。詐欺の疑いが強い場合は、警察への相談も検討しますが、まずは民事的な事実確認と法的手段で状況を整理することが、トラブルを円滑に解決する鍵です。Bさんの場合も、この順序で進めたことで、無駄な時間やリスクを避けながら解決に至りました。
ストーカー・脅迫など犯罪性の高いケース
20代のCさんは、元交際相手からのつきまといや脅迫に悩まされ、夜間に無言電話がかかってきたり、勤務先周辺で相手の姿を目撃したりする状況にありました。こうした場合は、警察への相談が最優先です。Cさんは被害届を提出し、警察による現場確認や緊急対応を受けることで、安全を確保しました。
その後、状況を整理したうえで弁護士に相談し、損害賠償請求や接近禁止など民事手続きを進めました。さらに、探偵が追加で行動記録を収集したことで、裁判や警察の対応に有利な証拠が揃い、より確実な解決につながりました。このように、刑事性が高く危険を伴う場合は警察、法的権利を守る場合は弁護士、民事的な証拠収集は探偵という役割分担が重要です。
このように、ケースごとに状況と相談の順序を整理しておくことで、どの窓口に相談すべきかが明確になり、トラブル解決がスムーズになることがわかります。実例をイメージすることで、自分の状況に合った適切な相談の判断材料にもなります。
まとめ:適切な相談先で安心と解決を
トラブルに直面したとき、「誰に相談すればいいのか」と迷うことは自然なことです。でも、探偵・弁護士・警察にはそれぞれ得意分野があり、役割を理解して使い分けることが解決への近道です。
探偵は、浮気や素行、金銭トラブルなどの事実確認や証拠収集を得意としています。調査報告を受け取ることで、状況を冷静に把握し、次の一歩を考えることができます。弁護士は、示談や離婚、損害賠償など法的手続きを担当し、警察はストーカーや脅迫、暴力など緊急性の高い犯罪に対応します。
多くのトラブルでは、まずは探偵事務所への相談から始めるのが安心です。「状況を知りたい」「証拠を押さえたい」といった段階で、無理なく動きやすくなります。必要に応じて弁護士や警察に相談する際も、探偵が集めた情報や記録が役立つことがあります。
迷ったときの目安はシンプルです。命や身体の危険、犯罪の疑いがある場合は警察、状況を把握したい場合は探偵、権利を守りたい場合は弁護士。まず探偵に相談することで、安心感を得ながら次の行動を考えることができるでしょう。
トラブル解決の第一歩は、正しい相談先を選ぶことから始まります。探偵事務所に相談することで、安心して状況を整理し、前向きな解決へ進む力を手に入れることができるのです。


