配偶者が浮気をしている証拠を掴みたい場合、探偵事務所に依頼するのがおすすめです。しかし、浮気調査の費用を調べて、予想以上に高額だと感じた方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、浮気調査の費用相場について徹底解説します。浮気調査の費用が高額になる理由や、費用を抑える具体的な方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
浮気調査を探偵に依頼した場合の費用相場
浮気調査を探偵に依頼した場合の費用は、10万円程度で済むこともあれば、100万円以上かかることもあり、幅広いことが特徴です。たとえば、調査時間に着目した場合の相場は次のとおりです。
調査時間 | 調査費用 |
4時間 | 4万~10万円 |
半日(12時間~15時間) | 15万~25万円 |
1日以上(24時間~30時間) | 35万~70万円 |
数日以上(50時間~) | 100万円~ |
上記は基本的な調査(調査員2名体制・調査報告書作成込み)を依頼する場合の相場です。
1時間あたりの単価が、1万円〜3万円程度なら適正価格だといえるでしょう。多くの探偵事務所では、調査時間が長くなるほど1時間あたりの単価が下がる傾向にあります。ただし、上記の調査費用とは別に、車両費や特殊機材費などがかかる事務所もあるため、事前に総額を確認しておくことをおすすめします。
なお、24時間を超える調査を依頼する場合は、連続して調査するのではなく、何日かに分けて調査するケースが多いです。たとえば、30時間の調査を依頼する場合、「1日4時間を7日間程度」や「1日4時間を4日間 + 1日14時間」など、調査対象に合わせて柔軟に対応してもらえます。調査日数によって料金が変わるかどうかも、契約前に確認したほうがいいでしょう。
浮気調査の探偵費用の内訳は?
浮気調査にかかる費用内訳は、次の3つに分けられます。
- 人件費
- 経費
- 手数料
それぞれ何にかかる費用なのか見ていきましょう。
人件費
浮気調査費用の大部分を占めるのが、探偵(調査員)の人件費です。通常は2〜3名体制で調査しますが、より広範囲を調査するために探偵の人数を増やす場合、それだけ人件費が高くなります。1時間あたりの相場は1万円〜3万円程度です。
人件費が安い探偵事務所に依頼したいと思うかもしれませんが、相場より安い人件費の場合、調査員の実力が低い可能性もあります。そのため依頼先を選ぶ際は、調査費用に見合う実力があるかどうかを重視してみてください。
経費
浮気調査をするには、車両費・ガソリン代・高速道路代などの経費も必要です。また、泊まり込み調査をする場合の宿泊費や、カメラや特殊機材費を請求されることもあります。ただし、車両費や特殊機材費の追加費用がかからない探偵事務所もあるため、契約前に料金体系が「経費込み」なのか「実費精算」なのかを確認しておくことが大切です。
手数料
調査報告書の作成にかかる費用を「手数料」として請求している探偵事務所もあります。調査報告書とは浮気の事実・証拠をまとめた書類のことで、慰謝料請求や離婚裁判でも有力な証拠として認められる可能性が高いものです。
裁判を有利に進めるためにも、基本的には調査報告書の作成まで依頼することをおすすめします。なお、調査報告書の作成に追加費用がかからない探偵事務所もあるため、通常の契約内でどこまで対応してもらえるのか、確認してみてください。
探偵の浮気調査費用が高い理由
これまで紹介した相場を見て、浮気調査にかかる費用を高額に感じた方もいるかもしれません。しかし、探偵の浮気調査費用が高いことには、明確な理由があります。代表的な理由は次の3つです。
- 2名体制で調査をするから
- 高額な機材を使用するから
- リスクと責任が伴うから
それぞれ詳しく解説します。
2名体制で調査をするから
多くの探偵事務所は、調査員2名体制で浮気調査を行います。これは対象者を見失わず、確実に浮気の証拠を押さえるためです。調査員が2名いれば、尾行中などに予想外の事態が起きても、どちらか1名がフォローできます。また、商業施設やラブホテルなどに調査対象が入った場合は、分担して複数の出入口を監視することも可能です。
このように、プロの探偵事務所は浮気の証拠を押さえるために万全の体制を整えています。しかし、最低でも2名分の人件費が発生するため、たとえ数時間の調査でも一定の費用が必要なのです。
高額な機材を使用するから
裁判でも浮気(不貞行為)の証拠として使えるような鮮明な写真・映像を撮影するためには、専用の高性能機材を用いなければなりません。たとえば、長距離撮影ができる高倍率レンズや、夜でも撮影可能な暗視カメラ・赤外線カメラが代表例です。違法にならない範囲で、音声録音機やGPS発信機を用いる場合もあります。
これらの機材は数十万円以上することもあり、さらにメンテナンス費用や買い替えコストもかかるため、調査費用にコストが反映されているのです。
リスクと責任が伴うから
浮気調査には、リスクと責任が伴うことも事実です。浮気調査は対象者に気づかれないように進めなければならないため、隠れて写真・映像を撮影する必要がありますが、この過程で不審者と誤解されてしまう可能性もあります。
また、浮気調査には法的な制約があることも事実です。たとえば、録音・GPS追跡などの方法を誤ると、違法行為として摘発されてしまう可能性があります。探偵はこのようなリスクの中で、裁判でも使えるような有効な証拠を、合法な手法で集める責任があるのです。浮気の調査にかかる費用は、このような責任とプレッシャーに対する対価が反映されているともいえます。
浮気調査の料金体系は主に3つ
浮気調査の料金体系は、主に次の3パターンに分けられます。
比較項目 | 時間料金 | パック料金 | 成果報酬 |
概要 | 調査時間に応じて、1時間ごとに料金が発生 | 調査時間・日数・条件が決められており、金額が固定されている | 浮気の証拠を得られた場合にのみ費用が発生する |
メリット | すぐに証拠が見つかれば費用を抑えられる 調査時間が明確であるため、費用の内訳が分かりやすい | 時間単価が割安 総額が決まっていて安心 | 証拠を得られなければ支払いの必要がない |
デメリット | 調査時間が長引くと費用がかさむ | 調査が早く終わった場合、もしくは証拠がつかめない場合もパック料金がかかる | 成果報酬が高額 |
おすすめの人 | 浮気の日時・行動パターンに目星がついている人(調査日時をピンポイントで依頼できる人) | 調査時間を長めに確保したい人(調査対象の行動パターンが分からない人) | 浮気の証拠が集められるなら高額な費用を支払ってもいい人 |
それぞれの料金体系について、さらに詳しく見ていきましょう。
1.時間料金
調査時間に応じて、1時間ごとに料金が発生するのが「時間料金」体系です。たとえば、1時間あたり2万円で4時間の調査なら、調査報酬は8万円+実費が請求されます。1時間ごとの費用はあくまでも調査費用のみであるため、交通費・機材費・車両代・報告書作成手数料などは別途かかるケースが多いです。
【メリット】
- すぐに証拠が見つかれば費用を抑えられる
- 調査時間が明確であるため、費用の内訳が分かりやすい
【デメリット】
- 調査時間が長引くと費用がかさむ
上記の特徴をふまえると、時間料金体系は浮気の日時・行動パターンにある程度の目星がついている人、つまり調査日時をピンポイントで依頼できる人に向いています。
2.パック料金
調査時間(日数)・条件があらかじめ決められており、金額も固定されているのがパック料金体系です。たとえば、30時間で60万円などのプランがあり、交通費・機材費・車両代・報告書作成手数料などもパック料金内に含まれているケースが多いでしょう。
【メリット】
- 時間単価が割安
- 総額が決まっていて安心(必要経費込みの場合)
【デメリット】
- 調査が早く終わった場合もパック料金がかかる
- 証拠がつかめなくてもパック料金がかかる
上記の特徴をふまえると、調査対象の行動パターンが分からず、調査時間を長めに確保したい場合にはパック料金がおすすめです。
3.成果報酬
浮気の調査が成功した場合にのみ費用が発生するのが成果報酬体系です。基本料金+成功報酬という体系の事務所もあります。なお、何をもって成功とするかは、あらかじめ明確にしておいたほうが安心です。一般的には、ラブホテルへの出入り写真や、浮気相手の居住先・氏名・勤務先情報などが成果とされます。
【メリット】
- 証拠を得られなければ支払いの必要がない
【デメリット】
- 成果報酬が高額(100万円を超えるケースが多い)
上記の特徴をふまえると、結果が出なければ費用を支払いたくないものの、浮気の証拠が集められるなら高額な費用を支払ってもいいという場合は、成果報酬体系を選ぶといいでしょう。
追加料金が掛かる場合も
時間料金・パック料金・成果報酬以外に、追加で費用がかかる可能性があります。たとえば先述したとおり、時間料金体系で依頼した場合は、交通費・機材費・車両代・報告書作成手数料などが別途必要です。パック料金で契約しても、遠方への出張を伴う場合は移動費・宿泊費がかかる可能性があります。追加料金の内容については、事前にしっかり確認しましょう。
浮気調査に必要な期間と必要な費用
ここまで紹介したとおり、浮気調査の費用は「調査期間」に大きく左右されます。実際のところ、浮気調査に必要な期間や、それに伴う費用はどのくらいなのでしょうか。よくある事例として、次の3パターンの期間と費用目安を紹介します。
- 行動パターンが明確に分かっている場合
- 行動パターンが不明な場合
- 離婚裁判用の決定的な証拠が必要な場合
行動パターンが明確に分かっている場合
配偶者や浮気相手の行動パターンが明確に分かっている場合は、ピンポイントに数時間だけ調査をすれば、浮気の証拠を掴めるでしょう。このような場合は夕方~夜に、退勤時から帰宅までの数時間を、時間料金体系で調査することをおすすめします。たとえば毎週金曜日の夜が怪しいといった場合、4時間程度の調査を1日するだけで、浮気の証拠を掴める可能性もあります。
前述した通り、4時間程度であれば、4~10万円ほどの費用を見込んでおきましょう。
行動パターンが不明な場合
配偶者が浮気相手の行動パターンが分からない場合は、ある程度の期間にわたって調査しなければなりません。この場合は、30時間以上のパック料金体系か、成果報酬体系での調査依頼がおすすめです。どちらの体系で契約するとしても、最低調査期間として1週間程度を見込んでおきましょう。具体的な調査時間は「1日4時間を7日間」や「1日4時間を4日間(平日)+1日14時間(休日)」などが考えられます。
パック料金であれば、50~60万円ほどの費用を見込んでおきましょう。
離婚裁判用の決定的な証拠が必要な場合
離婚裁判用の決定的な証拠が必要な場合、ラブホテルなどへの出入り写真・動画など、不貞行為(浮気相手との肉体関係)があったことが分かる情報を集める必要があります。浮気相手と密会するタイミング、さらに踏み込んでラブホテルへ行くと思われる日時が分かれば、時間料金体系で依頼しても決定的な証拠が掴めるかもしれません。
しかし、より確実な証拠集めを期待するなら、成果報酬体系での契約をおすすめします。1週間〜1か月程度にわたって調査すれば、決定的な証拠を取得できる可能性が高いです。なお、この場合にかかる費用は100万円程度を見込んでおきましょう。
浮気調査を探偵に依頼したときの費用の例
それでは浮気調査を探偵に依頼したときの費用について、より具体的な例を挙げて紹介します。たとえば勤務日の会社員を、時間料金体系で1日だけ調査する場合の例は次のとおりです。
調査対象 | 勤務日の会社員 |
調査時間 | 4時間(17~21時) 退勤~帰宅 |
調査費用 | 8万円 |
専業主婦が昼間浮気していることが疑われる場合は、もう少し長時間にわたって調査したほうがいいでしょう。
調査対象 | 専業主婦 |
調査時間 | 7時間(9~16時) 子供が登校した後の外出~夕方 |
調査費用 | 14万円 |
あらかじめ休日の怪しい外出予定などが分かっている場合も、時間料金体系での調査がおすすめです。
調査対象 | 休日の会社員 |
調査時間 | 8時間(12~20時) 外出~帰宅 |
調査費用 | 16万円 |
一方、調査対象がいつ浮気をしているか掴みきれていない場合は、パック料金体系で複数日にわたって調査することをおすすめします。
調査対象 | 勤務日の会社員 |
調査時間 | 平日17〜21時 1日4時間を7日間継続:合計28時間 |
調査費用 | 60万円前後 |
平日・休日のどちらに浮気をしているかも分からない場合は、さらに調査時間を増やしたほうがいいでしょう。
調査対象 | 会社員 |
調査時間 | 平日17〜21時 1日8時間を6日間継続:合計48時間 |
調査費用 | 100万円前後 |
なお、行動が不規則な場合は、次のような大がかりな調査となるケースもあります。
調査対象 | 不規則な行動をとる対象者 |
調査時間 | 平日の勤務後:17〜22時 1日5時間を2日間継続 休日のゴルフ:5時〜21時 1日16時間を2日間継続 旅行:8時〜翌22時 2日間で38時間 合計80時間 |
調査費用 | 160万円前後 |
浮気調査の費用を抑えるポイント
浮気調査の費用は高額なため、少しでも費用を安くしたいと思う方もいるでしょう。しかし、理由もなく低価格で調査を引き受けている探偵事務所は、実力が伴っていない可能性もあります。調査の実力も担保しつつ、なおかつ浮気調査の費用を抑えるためには、次の4つのポイントを意識してみてください。
- 自分である程度の情報を集めておく
- 疑いのある日のみ依頼をする
- 目的にあわせた料金プランを選択する
- キャンペーンやクーポンを利用する
それぞれのポイントについて、詳しく紹介します。
自分である程度の情報を集めておく
探偵に依頼する前に自分である程度の情報を集めておけば、調査の的を絞れるため、調査時間の短縮、つまり調査費用を削減できます。配偶者の行動パターンや怪しい日時・場所などを把握するためには、次のような情報をチェックしてみてください。
- 浮気相手とのLINE・メール
- 配偶者や浮気相手のブログ・SNS
- カーナビ・ドライブレコーダーの履歴
これらの情報から浮気をするときに行っているレストランやラブホテルの場所が推測できれば、非常に効率的に調査できます。ただし、他人のスマホを勝手に閲覧する行為は、たとえ配偶者の浮気を調べるためであっても不正アクセス禁止法違反となるリスクがあるため注意してください。あくまでも無理のない範囲で情報を集めれば問題ありません。
疑いのある日のみ依頼をする
自分である程度の情報を集めた結果、浮気相手と会う可能性が高い日を特定できた場合、その日のみ調査を依頼するのも選択肢の一つです。調査日数を減らせるため、費用も削減できます。たとえば浮気相手がSNSで「次の土曜日は楽しみ」などと思わせぶりな投稿をしていた場合は、その日に限定して調査を依頼してみてください。
目的に合わせた料金プランを選択する
費用対効果を高めるためには、目的に合わせた料金プランを選ぶことが重要です。たとえば浮気をしているかどうか確認だけしたい場合には、数時間のみ調査を依頼してもよいでしょう。しかし、慰謝料請求・離婚裁判を有利に進めるための確実な証拠を集めたい場合は、30時間以上の調査、もしくは成果報酬での調査を選んだほうが目的を達成しやすいです。
どのプランを選ぶべきか分からない場合は、探偵事務所に問い合わせをして、具体的に相談してみてもよいでしょう。当事務所も料金プランについての相談などは無料で対応しておりますので、こちらのお問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
キャンペーンやクーポンを利用する
初回無料相談や、期間限定の割引キャンペーンなどの特典を用意している探偵事務所も珍しくはありません。少しでも費用負担を抑えるためには、このようなキャンペーンやクーポンを上手に活用してみてください。
当事務所でも、月によっては「先着5名様の初回調査無料(調査員2名体制4時間分)」などのキャンペーンを実施しております。こちらの料金ページで都度キャンペーンを紹介しているので、ぜひご覧ください。
浮気調査の費用が安すぎる事務所は注意!
浮気調査の費用をなるべく安くしたいという気持ちも自然なものですが、あまりにも調査費用が安すぎる事務所には注意すべきです。格安の料金を謳っている探偵事務所は経験が浅く、調査力が低い可能性があります。また、最初にもらった見積書が低額でも、後から「車両費」「報告書作成料」「成功報酬」などの名目で追加費用を請求されるケースもあるため、総額を確認してから契約するのがおすすめです。
トラブルなく浮気調査を進めるためには、適正相場に沿った料金体系で、なおかつ総額を明示している探偵事務所を選ぶことをおすすめします。当事務所の料金は決して格安ではありませんが、技術力・機材力・人員数を加味すると、リーズナブルな料金設定だと自負しております。確実に浮気の証拠を掴みたいという方は、ぜひ一度ご相談ください。
まとめ
浮気調査にかかる費用は調査期間・調査人員によって変動するため、10万円以内で済むこともあれば、100万円以上かかることもあります。高いと感じる方もいるかもしれませんが、格安を謳う調査会社に依頼すると、調査に失敗してしまうリスクもあります。浮気の証拠を合法的に掴むためには、実績豊富かつ料金体系を明示している探偵事務所に依頼することを意識してみてください。
当事務所の費用体系は、こちらの料金ページで詳しく紹介しています。他社では別料金の車両費と機材費も調査料金に含まれているため、格安を謳っている探偵事務所より当社の請求額が安いケースも珍しくありません。実力のある探偵事務所に依頼したいと考えている方は、ぜひこちらのお問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。