読めばわかること
- 営業職は外回りが多くなるため、行動が見えにくい。自由な時間が増えることで浮気のリスクも高まる
- 仕事の外出や会食を理由に、実際はプライベートな密会を。仕事の名目を使って浮気を隠しやすい
- 営業職は誰とでも親しくなれるため、異性とも距離が近くなりやすい。対人スキルが浮気のきっかけに
- スマホの操作を隠す仕草やロックの強化は浮気の兆候。スマホの扱い方の変化は重要なサイン
- 浮気相手と会っている実態が明らかになるケース。外回り中の密会が浮気の現場になることが多い
- 営業先や顧客訪問を理由に外出し、行動をぼかす。曖昧な説明で浮気の行動をごまかす傾向がある
はじめに:営業職は浮気しやすい?そのイメージと実情
営業職という仕事は、よく「浮気しやすい職種」としてイメージされることがあります。たしかに、外回りが多く自由な時間も多いことから、浮気のリスクが高いと感じられるのは無理もありません。探偵事務所にも営業職の浮気調査の依頼は多く、実際にそうしたケースも多く見受けられます。
今回は、営業職に特有の仕事の性質や行動パターンがどのように浮気と結びつきやすいのかを掘り下げ、見抜き方や注意すべきポイントを紹介します。
パートナーの行動に違和感を覚えた方や、営業職の方自身も、自分の行動を振り返るきっかけにしていただければ幸いです。
外回り=自由時間?“見えない時間”が浮気の温床に
営業職の最大の特徴は、会社のオフィスに常駐せず、顧客先を訪問する「外回り」が多いことです。朝の出社後すぐに取引先へ直行し、そのまま夕方まで訪問や商談を繰り返し、会社には戻らずに直帰するスタイルも珍しくありません。このように、勤務時間の多くを外で過ごすため、勤務中の行動が見えにくく、管理もしづらいことが浮気のリスクを高める一因となっています。
実際には、訪問予定の取引先に行かず、自由時間に浮気相手と会っているケースも多いです。スマホのGPSや社用車の位置情報を追跡しても、巧妙に位置を偽装したり、友人や同僚に証言を頼むなどの方法で誤魔化すことも可能です。また、急な商談や打ち合わせを口実に長時間の外出を説明し、帰宅時間を遅らせるパターンも頻出しています。
特に、直帰の際にまっすぐ帰宅せず寄り道をしている様子が見られる場合は要注意です。仕事の合間に連絡を取り合うスマホの使用頻度や、営業日報の内容に不自然な点がないかも注意深く観察しましょう。こうした「見えない時間」の過ごし方が浮気に繋がりやすいため、パートナーの行動に違和感を覚えたら、まずは外回りのスケジュールや報告内容の矛盾をチェックすることが大切です。
“仕事のついで”が密会の言い訳に
営業職には、外回りや出張など、日常的に多くの移動を伴う業務が含まれています。一見、真面目に仕事をこなしているように見えるその裏で、実は浮気相手との密会に“仕事のふり”を利用しているケースもあります。ここでは、移動の自由度が高い営業職ならではの浮気パターンを解説します。
営業車での“送迎”と“寄り道”
営業職には営業車や社用車が貸与されるケースが多く、自分の裁量で自由に動けることが特徴です。この移動の自由さが、浮気に悪用されることも少なくありません。たとえば、取引先への訪問を装って、そのルートの途中で浮気相手と会うという行動パターンは典型的です。
特に多いのは、社用車を使って浮気相手を迎えに行き、そのままドライブやホテルに立ち寄るといった行動です。営業車は「業務中だから」と周囲から疑われにくく、ナンバーや車種も仕事用として目立ちにくいため、密会の移動手段として重宝されやすいのです。
経費の記録に現れる不自然な痕跡
こうした移動には当然、ガソリン代や高速道路の利用といった経費が発生します。ETCの利用履歴やガソリンカードの使用時間・場所を照合すると、行動の整合性に疑問が出てくることもあります。たとえば、訪問予定地と明細上の移動先が食い違っていたり、1日に訪問できるはずのない距離を移動していた場合、そこに“別の目的”がある可能性が高いのです。
また、社内でのチェック体制が緩い場合には、経費申請に不正を混ぜ込むことで浮気に必要な交通費を処理している例も見られます。こうした不自然な申請パターンは、調査の現場でも重要な手がかりとなります。
「出張」という名の自由行動
中でも浮気の温床になりやすいのが「出張」と称する外泊です。営業職は定期的に地方への出張が発生することもあり、家族やパートナーにとっては行動を確認しづらいタイミングでもあります。実際には出張先に行かず、浮気相手とまったく別の地域で密会していたというケースも、探偵業界では珍しくありません。
「翌朝早いから前乗りする」と言って前日に家を出る、あるいは「取引先の会食があるから宿泊になる」として外泊する…こうした言い訳は非常に使いやすく、周囲にも自然に聞こえてしまうため、発覚しにくいのです。
経費明細は重要な手がかり
交通費・宿泊費などの経費処理は、本来は業務の正当性を証明するためのものですが、浮気を隠す手段にもなり得ます。明細や領収書を精査すると、「なぜこのエリアに?」と感じるような不自然な移動や宿泊の履歴が残っていることもあるのです。
また、経費の申請が異様に多い、移動距離に比してガソリン使用量が合わないといった点も、浮気の兆候として疑うべきポイントになります。経費明細やスケジュール表は、真実を映し出す“もう一つの証拠”として非常に有効です。
営業職にとっては日常的な業務の一環であっても、その自由さは浮気を隠すための格好の口実になり得ます。
だからこそ、「仕事だから仕方ない」と見過ごさず、普段の移動や経費に少しでも違和感を覚えたときは、冷静に状況を見極めることが重要です。
人当たりの良さが裏目に?誰とでも打ち解ける営業マンの“裏の顔”
営業職といえば、コミュニケーション能力の高さが求められる仕事です。初対面の相手ともすぐに打ち解け、距離を縮めることができる――そんな“人当たりの良さ”は、営業マンにとって大きな武器となります。しかしその能力は、時にプライベートにおいて浮気のきっかけとなることがあります。
距離の近さが誤解を生む
営業成績を上げるには、相手の懐に入り込み、信頼関係を築くことが不可欠です。そのために培ってきた話術や親しみやすさが、異性との関係でも“恋愛感情に近い親密さ”を生んでしまうことがあります。
たとえば、取引先の担当者と仲良くなりすぎて、業務外の連絡が増え、やがて浮気関係に発展する――というのは決して珍しいケースではありません。
社交の場が多い職種の落とし穴
営業職は会食・接待・異業種交流会など、社交的な場に頻繁に出向くことが仕事の一部になっていることも多く、仕事とプライベートの境界線が曖昧になりがちです。
とくにお酒が入った場では判断が鈍り、「つい出来心で関係を持ってしまった」「酔った勢いでホテルへ行ってしまった」といった話が後を絶ちません。そうした一夜限りの過ちが、継続的な浮気関係に発展するケースも見受けられます。
「仕事だから」は言い訳にならない
浮気に走った営業職の多くが口にするのが、「あくまで仕事の延長だった」という言い訳です。本人としては仕事上の付き合いのつもりでも、実際にはプライベートの一線を越えてしまっていることに気づいていない、もしくは見て見ぬふりをしていることがほとんどです。
フレンドリーさの裏に潜むリスク
もちろん、すべての営業職が浮気をするわけではありません。しかし、誰とでもフレンドリーに接する性格、柔軟なスケジュール、対人スキルの高さなど、営業職特有の要素が浮気に結びつきやすい土壌をつくっているのは事実です。
もし営業職のパートナーが最近になって
- やけにスマホを手放さなくなった
- 異性の話題が増えた
- 飲み会や会食の回数が増えている
といった変化を見せている場合、それは単なる仕事の忙しさではなく、浮気の兆候である可能性も考えられます。
探偵事務所への依頼でも、「社交的で信頼できると思っていた営業の夫が、実は複数の女性と関係を持っていた」というようなケースは少なくありません。仕事での人付き合いの延長線上に、秘密の関係が築かれてしまっていることがあるのです。
見た目には誠実そうで、仕事熱心に見える営業マン。ですが、その裏側では、仕事と恋愛の境界を曖昧にしたまま、二重生活を送っているという現実もある――そうした可能性に、一度冷静に目を向けてみることが大切です。
“画面を隠す手”に浮気のサインが?スマホの扱いの変化
現代の浮気において、スマートフォンはもっとも重要な“道具”のひとつです。連絡、予定、写真、SNS――そのすべてが詰まったスマホを通じて、浮気相手とのやりとりが行われているケースは非常に多く、スマホの扱い方の変化は、浮気の兆候を示す重要なポイントです。
特に営業職の場合、日常的に社外の人と連絡を取り合うため、スマホを使っている時間が多く、その分“隠し事”をしやすい環境にあるともいえます。
よく見られる“スマホの変化”の例
以下のような変化が現れたら要注意です。
- 画面を伏せて置くようになった
以前は無造作にテーブルに置いていたスマホを、画面を下にして置くようになった。 - ロックの解除方法が変わった
指紋認証や顔認証に加えて、パスコードまで二重にかけるようになった。 - トイレや風呂にまでスマホを持ち込む
「連絡が来るかもしれない」と言って四六時中肌身離さず持ち歩くようになった。 - LINEやメッセージの通知が非表示になっている
通知音は鳴るのに画面には「メッセージがあります」などの曖昧な表示しか出ない。 - 操作中にこちらの視線を気にするようになった
メッセージを確認するときに背を向けたり、手元を覆うような仕草をする。
営業職特有の“言い訳”にも注意
営業職は「クライアント対応のため」「急ぎの仕事が入るかもしれない」など、スマホを頻繁にチェックする正当な理由を持っています。そのため、
- 「仕事の電話かもしれないから」
- 「営業先から急ぎで返信が必要なんだ」
- 「業務用チャットで通知が来るんだよ」
といった言い訳をされると、パートナーはそれ以上詮索しにくくなってしまうのです。
仕事を盾に“浮気相手との連絡”をカモフラージュしているケースは、実際の調査でも非常に多く見られます。
スマホチェックは慎重に
もしスマホの扱いが怪しいと感じても、いきなり無断で中身を覗くことはトラブルの元です。
夫婦でもプライバシーは尊重されるべきですし、無断でのチェックは信頼関係をさらに悪化させてしまう可能性があります。
その代わり、「どのタイミングでスマホを気にしているか」「どういうときに操作しているか」などの“行動パターン”を冷静に観察することが、重要な判断材料になります。
浮気調査において、実際に発覚のきっかけとなるケースの多くは、「スマホの使い方が不自然になった」「ロックが厳重になった」「メッセージの通知がおかしい」といった日常の“違和感”です。
スマホはごまかしがきかない分、一番正直に浮気の痕跡が残る場所でもあります。だからこそ、普段の使い方にこそ目を光らせておくべきなのです。
「外回りのついでに浮気」現場で発覚した真実とは
「営業先の会食」が頻発。実は元取引先の女性と…
40代の女性から「夫の帰宅が不自然に遅くなり始めた」との相談を受けたのは、春先のことでした。
夫は大手の医療機器メーカーに勤める営業マンで、数年前から外回りや会食が多くなっていたそうです。
とくに気になったのは、「今日は前の得意先の担当者と情報交換がある」といって、よく夕食を外で済ませるようになったこと。スマートフォンにはロックがかかり、目の前では絶対に操作しない。妻が話しかけてもどこか上の空。そんな様子が続いたことで、不信感が募っていきました。
調査を行った結果、夫は仕事帰りに元取引先の女性と待ち合わせをし、飲食店で2時間ほど過ごしたあと、ホテルへと入っていく様子が記録されました。
相手の女性は現在は別の会社に勤めており、業務上の接点は完全に途切れていたとのこと。
つまり、過去の仕事関係を装いながら、個人的な関係を続けていたのです。
出張中の“空白の1日” 実は隣県で浮気相手と合流
30代男性営業のケースでは、「月に数回の地方出張」が浮気のカモフラージュになっていました。
依頼者は夫のスーツケースに入っていたレシートや、ETCの履歴から「出張先がいつもと違う」と気づき、調査を依頼。
調査の結果、実際には「関西出張」と言いながら、目的地とはまったく異なる隣県の温泉街に直行し、現地で女性と合流していたことが発覚。
女性は別の営業会社に勤める独身女性で、営業交流会で知り合ったとのこと。ふたりは定期的に連絡を取り合い、「出張のついでに」会う関係を1年以上続けていたそうです。
このように、出張という“見えない時間”を利用して不倫相手と密会しているケースは非常に多く、調査でも証拠を押さえるのが比較的容易です。
社内の後輩と二重生活。スマホに残るLINE履歴が鍵に
30代女性からの依頼では、夫が**「最近やたらと社内の若い後輩の話をする」**という内容でした。
最初はただの雑談かと思っていたそうですが、ある日、子どもがスマホでYouTubeを見ようとした際、夫のLINEの通知が目に入ってしまいます。そこには「昨日は幸せだったね」「またすぐ会いたい」といった親密なメッセージが。
それがきっかけで浮気を疑い、調査を依頼。
結果、夫は営業部の後輩女性と2年以上にわたって不倫関係にあり、会社帰りや休日出勤を装って密会していたことが明らかになりました。勤務先が同じであるため、外で会う必要がなく、業務中に連絡を取り合い、就業後に“残業”という名目で落ち合うという、極めてリスクの少ない関係を築いていたのです。
このような「社内不倫」は、営業職でなくとも起こりえますが、営業職は外出が多く時間管理が曖昧なため、特に社内の異性との浮気が発覚しにくい傾向があります。
営業職に特有の「自由な行動時間」「人間関係の広さ」「外出の多さ」は、浮気の温床になりやすい条件がそろっています。
本来は誠実な職業であるはずですが、その性質上、浮気がバレにくく、言い訳もしやすいという側面があるのは事実です。
浮気の兆候を疑ったとき、無理に問い詰めたりスマホを勝手に見るのではなく、「違和感の積み重ね」を冷静に観察し、必要に応じて専門家に相談することが大切です。
証拠をしっかり押さえた上で、どう向き合うかを選ぶ――その判断が、後悔のない選択につながります。
「営業先」や「顧客」を理由にした曖昧な行動
営業職の特徴として、「どこで」「誰と」「どんな話をしていたか」といった行動の詳細が外から見えづらいという点があります。
社外に出ることが日常であり、自由に動き回れる反面、その時間の使い方をごまかすことも容易であるというのが、浮気に悪用されやすい理由の一つです。
特に、「営業先との打ち合わせ」「顧客との会食」「飛び込み営業」といった理由は、外出の言い訳として非常に使い勝手がよく、周囲もあまり深く追及しないため、実態が曖昧なままになりがちです。
よくある“営業先”を利用したごまかしパターン
- 「顧客対応で遅くなる」と言って帰宅が不自然に遅れる
連絡なしで帰宅が遅くなっても、「得意先との会食だった」「急に呼び出された」などの説明でごまかしやすい。 - 「午後は外回り」と言いつつ行動予定が不明確
「誰と」「どこで」打ち合わせがあるかを聞いても、はぐらかしたり、詳細を答えなかったりする。 - 出張の予定が増え、事後報告になることが多い
「急に決まった」として、出張の詳細や帰宅時間を明確にしないまま外泊する。 - 「同業他社との情報交換」「業界の知人との会合」など、曖昧な交友関係を口実にする
職種的に人付き合いが多いことを利用し、浮気相手との時間を正当化するケース。
“言い逃れしやすい構造”がある
営業職は、相手先の名前や用件を出さずに「ちょっとお客様と会ってた」「大口の商談が入ってさ」など、抽象的な言い方で事実をぼかしやすい職種です。
それに加えて、
- クレーム対応などの“トラブル処理”
- 見込み客への“飛び込み営業”
- 急なスケジュール変更
など、突発的な動きを正当化しやすい場面が多いため、浮気の口実に使われやすい傾向にあります。
「誰と会っていたの?」の答え方に注目
浮気をしている人は、細かいことを聞かれたときに次のような特徴的な反応をすることがあります。
- 「別に誰ってわけじゃないよ」「よく知らない会社の人」などと曖昧に答える
- 逆に、妙に具体的な名前や肩書きを出してくる(かえって不自然)
- 聞き返すとイライラする/会話を切り上げようとする
情報を伏せようとする姿勢そのものが、不信感のサインになることもあります。
「営業職だから」で見逃さない
もちろん、すべての営業職が不誠実なわけではありません。ですが、「営業だから仕方ないよね」「取引先との関係もあるしね」といった曖昧な納得で、浮気の兆候を見逃してしまっているケースは少なくありません。
疑わしいと思ったら、
- 帰宅時間のズレ
- 言動の曖昧さ
- 出張や会食の頻度の急増
など、複数の要素を組み合わせて全体像を捉えることが大切です。
まとめ:営業職の浮気と向き合うために
営業職は、その特性上、多くの人と接し、自由な時間と対人スキルを活かして活躍する職業です。しかし同時に、その自由度や社交性の高さが、浮気のリスクを高める要因にもなり得ます。
今回ご紹介したように、営業職の浮気は「営業先との会食」や「出張」といった仕事の形を装いながら行われることが多く、スマホの扱いや行動パターンの微妙な変化に注意が必要です。
パートナーの言動に普段と違う違和感を感じたら、感情的に詮索するよりも、冷静に状況を観察し、必要に応じて専門家の力を借りることが大切です。
浮気の証拠を押さえることは、今後の夫婦関係を見つめ直す第一歩。真実を知ることで、問題解決に向けた具体的な行動を取ることができます。
