探偵の思い出 渋谷区編

渋谷区は渋谷駅、原宿駅、恵比寿駅と主要駅が多数あって対象者もよく利用する街ですが、今回は少しスポットを変えて渋谷区の高級住宅街での話をしてみます。

渋谷区内では複数の高級住宅街と呼ばれる閑静な住宅街があります。

探偵からみるとどこも治安が良く閑静で、とにかく調査がやりにくいイメージです。

その中でも今回お話しするのは渋谷区松濤。著名人や有名人が数多く住んでいる住宅街です。

車での張り込みや立ち張りをしたらすぐに通報されること間違いなしです。

昔の探偵は立ち張りが当たり前。気合いでどうにかする方達も多かったと思います。

2018年に松濤で著名人を調査したときの話です。
当時、どんなところでも目視で張り込むのが当たり前の時代に、Wi-Fiカメラ(遠隔カメラ)というものが出てきた当初で、初めて導入したのがこの現場でした。

この案件は相手が著名人で警戒もあり、1か月程やる予定でしたので、張り込み次第で調査の成功が左右されるような現場でした。

Wi-Fiカメラとは色々な種類、形がありますが、その中でも多いのがキューブ型とノズル型です。

現場にWi-FiカメラとWi-Fiを置くことにより、Wi-Fiカメラの映像を離れた場所から監視できるという優れものです。
今となっては持っていない探偵はいないくらいの探偵7つ道具に入ります。

当時はまだWi-Fiの繋がり(電波)がいまいちで映像が止まってしまう事も多かったのですが、この現場はWi-Fiカメラのお陰で1か月無事に調査することができました。

2024年現在は色んな種類のWi-Fiカメラが出ており、4K画質のものまで出てきています。
もちろんそのまま置くわけではなく、試行錯誤して分からないように置くのでまず気づかれることはありません。

日々機材の進歩には驚かされますが、まだまだ発展途中だと思います。近い未来、今よりもっと機材が発展して調査現場で活用できることを願っています。