台東区は浅草や上野といった大きな街があり江戸時代を通じて際も古い市街地とも言われております。
弊社である、あおい総合調査上野があるのも台東区上野になります。
台東区にまつわる探偵の思い出をお話ししたいと思います。
探偵という仕事は対象者を丸一日ついて行くわけなので必然的に対象者よりタフでなければついていけません。
それともうひとつ、大前提として相手に見つかってしまったら調査終了(失敗)になってしまいます。
なので歩き方ひとつとっても常に気を払わなければなりません。
少しだけ徒歩尾行(歩いてついていく尾行)についてお話しさせていただきます。
徒歩尾行は場所(立地や人の数)によって対象者の距離が変わります。
例えば、 朝に住宅街を歩く(20〜80m) 駅構内に入る(1〜30m) 満員電車に乗る(0〜3m) 駅で乗り換える(1〜30m) 夜に住宅街を歩く(30〜100m)
これだけでも0〜100mの幅があります。
対象者の向かっている先は見通しがいいか、人が多くないか、入店しそうなお店があるか。常に気をつけながら対象者との距離を調節します。 なので、対象者まで50mの距離から一気に10mまで詰めることは1日に10回以上はザラにあります。
こういった、詰めて離して、詰めて離してを調節しながら1日中ついていきます。
大体1日平均1万歩ほど歩きますが、一定のペースで歩いているわけではないのでウォーキングとは訳が違います。 それと対象者がお店に入れば店付近で立って張り込みしなくてはなりませんので、まさに体力勝負なのです。
そんな徒歩尾行で今までで一番歩いた調査の思い出をお話ししたいと思います。
開始場所は千葉県市川市でした。
婚姻されている奥様からのご依頼で旦那様の浮気調査でした。
旦那様の交通手段は歩きと電車という情報があり、こちらも2名体制の徒歩2名で実施致しました。
旦那様は休日に新築戸建ての自宅から外出すると駅まで歩いて向かいました。
そして、最寄駅から電車を乗り継ぎ上野駅に向かいました。
上野駅構内にて突如現れた女性と合流。連絡を取り合っていた様でした。
2人は上野駅構内から出ると上野恩賜公園に向かいました。
仲睦まじく会話をしながら園内を歩き、まるで高校生カップルの様に楽しそうにデートを始めました。
2人は園内の不忍池を一周して上野動物園入口に到着するとチケットを購入して園内に入りました。
園内は出入口が2ヶ所あり、2人は1時間30分ほど園内を見て回り入口とは別の出口から出ると今度はその足で浅草方面に歩き出しました。
上野から向かって浅草の手前に所在する河童橋に至ると河童橋商店街を隅々まで見てまわりました。
この後、浅草に向かい雷門から仲見世通りを通り浅草寺をお参りしました。
お参りを済ませると定番のお線香を指して煙を浴び、おみくじを引き浅草周辺の散策を始めました。 この時点で1万歩を優に超え体力自慢の私もバテ始めてきました。
2人は浅草を後にすると上野方面に歩き出し、
まさかの上野まで歩いて戻りました!
もうかなり歩いたし流石にデートもそこそこに湯島のラブホテルでも入るのかなと思いきや、電車に乗り上野からお台場に移動しました…。
この頃にはもう夕方になっていました。
2人は全然疲れを感じさせずにダイバーシティ東京プラザとアクアシティお台場をくまなくみてまわり、最後に自由の女神像の前で記念撮影。
2人は自撮りで撮っていましたが、こちらで撮った写真をあげたいくらい夜景が綺麗で素敵な笑顔のツーショットが撮れました。
2人は台場駅から電車に乗り、千葉方面へ戻りました。
千葉の某駅で降りると改札を出て10分ほど歩き、都営住宅(大きめの団地)に入りました。 私はすぐに女性の自宅だと分かり、部屋の入りを撮らなくてはいけませんので、2人が乗ったエレベーターに同乗しました。
2人を先に降ろして静かな廊下を、音を頼りについて行くと、部屋に入らず外階段に続く扉から外に出ました。
流石にそこはついていけません!
おそらく開けたら目の前にいるしそんなところにここの住民は行かないからです。(確か7階くらいでした) そう、人が来ないところに行きたかったのだと悟りました。
すぐに団地の下にいる相棒調査員に連絡して外階段が見える位置に移動してもらうと、案の定人気のない外階段でイチャついていました。
一瞬の判断が命取り。
この扉を開けてたら頑張ってついて行っていた1日が失敗に終わっていました…。
このまま廊下で待ってても鉢合わせになってしまうのでこちらも外から監視することに…。
それから2時間…。
イチャイチャおしゃべりタイムが終わり2人は立ち上がると、やはり女性の自宅だったようで◯◯◯号室の前で別れ女性は帰宅しました。
私は女性が帰宅した号室周辺や表札の撮影をして、もう1人の調査員に旦那様の追尾を任せました。
旦那様は終電に乗りたい様子で今日イチのダッシュで駅に向かいました!
こちらも終電があるのでついて行くと気づけば暗い住宅街を3人で走っており、なかなかシュールな状況になっていました。
駅に着くと3人は改札を通過して、旦那様とこちらの電車の方向が別なので旦那様とは別の隣のホームに移動。
旦那様が終電に乗って自宅方面に走り去るのを撮影してこの日の調査は終了。
こちらの終電もすぐにきて帰路につきました。
スマホの万歩計機能を見てみると4万歩を超えていました。
今までで一番歩いた現場でした。
調査結果的には不貞行為はなく、
高校生カップルのようなピュアなデートをして終わりましたが、男女関係に至る前にパートナーにバレて調査が入るケースも少なくありません。
ただ、こういったデートを繰り返して最終的に男女の仲になる事が多いのです。
この案件はその後に数回調査しましたが
この日から2ヶ月後に2人はホテルに行きました。
見てる感じだと2人は初めてホテルに行ったように見受けられました。
浮気調査は相手の影があるのにタイミング次第ではまだ男女の関係になっていない事もあります。
こういった場合は依頼者様の意向次第ですが、家庭内での話し合いで終わらせたり、不貞行為を行うまでじっと待ったりと様々です。
対象者の行動はいつになっても読めません。
こういった調査がたまにあるので体力はあるに越した事はないですね。
探偵はタフでなければやっていけません。
これからも現場に出る身としてタフガイで居続けます!